もも子へ寄せられた手紙

2007年(平成19年)6月21日 フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」にて、「もも子が起こした奇跡の物語」として特集され、その放映後に視聴者からもも子へ寄せられた数多くの手紙から、その一部をご紹介いたします。

 

8才、6才の姉弟から

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奈良県小学校 教諭

先日は、ももちゃんのDVDをさっそくお送りいただき、ありがとうございました。
あのテレビ番組放映後、本校の職員室でも話題に上がっていました。ある教員が四年生のクラスでたずねたところ、四十人中十人があの番組を見ていて、どの子も感動を口にしていたとのことです。おそらく全校児童においても同じ程の率で視聴していたことと思われます。

ももちゃんの健気な活躍とご住職さまの優しさが重なり合って、だれもが心打たれる実話だったと思います。

毎日のように暗いニュースがとびかう中、こんなすばらしさに気づかせていただいたことに感謝致します。

全職員と話し合い、是非、子どもたちに見せたいと考えています。また、本も手に入りましたので、合わせて紹介したいと思います。子どもたちはきっと、大切な何かを感じとってくれるものと思います。

お忙しい中、突然の電話にも快く応じてくださり、また貴重なDVDをおゆずり頂き本当にありがとうございました。

梅雨とは言え、今年はあちらこちらで雨不足の心配もでてきています。岩手の方はいかがなものでしょうか。

皆様、どうぞお身体を大切になさってください。 まずは、御礼まで。

 

紫波町在住の女性

tegamijitubuturei可愛い、カワイイ みんなに愛された心のやさしい ももちゃん。

お別れは とても とても さびしいけど、ももちゃんが紫波町、そして、日本中の人々の心を動かしてくれた素晴らしいお仕事(行動)は、日々私たちのまわりに存在してくれているよ、と云う証を残してくれたので、うれしい気持ちもあります。

これからも、ももちゃんにほめられ、喜んでいただける様に、少しでも、お手伝いしていこうと思ってます。

ももちゃん

忘れかけていたことを気付かせてくれて、ほんとうに ありがとうネ。
感謝でいっぱいです。

紫波町のやさしい和尚さんご夫妻の子として、ぜひまた、いらして下さいネ、お待ちしていますよ。
大好きな だいすきな みんなのももちゃんへ

 

当寺の檀信徒女性(一部抜粋)

可憐で愛くるしいもも子ちゃんへ

ある日 お参りの時 もも子ちゃんは秋の日ざしをあびて、すやすやと眠っていましたが、静かに手をさしのべ、頭をなでて起こしてごめんネ、と語りかけたら それはもう本当に優しい眼差しで初対面の私を見つめてくれました。

私は嬉しくなり、私もとても可愛いもも子ちゃんを見つめていたら、何かしら心が穏やかになり、とても魅了され熱いものを感じました。

ほんのひとときのもも子ちゃんとの触れ合いが、私の悲しみの心を癒し、和ませてくれて、一生私の心に刻みこまれることとなりました。

願わくはもっと生きてもっともも子ちゃん仲良くなりたかったのにとても残念でなりません。

私はもも子ちゃんの本でいろいろなことを考えさせられ、勉強させられました。

もも子ちゃんの功績はとても偉大で大変尊いものでした。人間より素晴らしく輝いて素敵なもも子ちゃん!

最後まで、精一杯生き切ったもも子ちゃん!

その姿にいろいろ教えられ、感動し、励まされ、私は人生というとてつもない旅の途中で何事にも辛抱強く、明日を求めて、もも子ちゃんの思いを道しるべに生きてゆきたいと思います。

 

千葉県在住のお母さんと5才の娘さん

sugimotosannnotegami6月21日放送の「奇跡体験アンビリーバボー」を拝見しました。

5才の娘は画面に出てきたももちゃんに釘づけでした。

放送が終わると、娘は一人部屋に戻って行きました。
よく見ると目に涙を一杯ためて、「どうして ももちゃん しんじゃたの?」と大泣きでした。

しばらくすると、2枚の手紙を持って来て、送って欲しいと言うのです。
読みにくいとは思いますが、受け取って頂けたら幸いです。

ちょうどその日にももちゃんがガラスでケガをした様に息子もケガをしました。
公園のベンチに座ろうと手をついたら、ガラスビンの破片が落ちていて、小さな手のひらに刺さりました。

近くには花火をした跡があり、使い終わっただろうビンは最後に割っていったのでしょう。

今では公園も安全な遊び場ではありません。

そして、私はそのビンを片づけられなかった自分が恥ずかしいです。

ももちゃんに恥ずかしくない様に出来る事からやっていこうと思います。

5才の娘さんの手紙 「えいみょうさん  ももちゃんしんじゃったけど がんばってね」
「ももちゃん よくごみひろい がんばったね かりん ももちゃんすきだよ けがしてもがんばったね ♡」

 

岐阜県在住の主婦

突然のお手紙失礼致します。

私は岐阜県在住の27才の主婦です。

先日テレビで「もも子ちゃん」の事を知り、思わずペンを取りました。

暗いニュースばかりの毎日に一筋の光が射した気がしました。

ももちゃんのけなげな姿に涙が止まりませんでした。本当に込み上げてくる物がありました。これが心を打たれると言う事なんだと・・・・・。

私をふくめ私の両親も家族もみんな犬が大好きで、幼いころから犬と一緒に生活を共にしてきました。ペットではなく、本当に家族の一員ですよね。
うれしいとき、悲しいとき、言葉が話せないだけで、人間と同じ感情を持っていると、私は思ってます。

2年前に結婚をして、今は主人と2人で生活をしていますが実家に帰ると、全身で喜びを表現してくれます。

きっと、ももちゃんも英明様との時間はかけがえのないものだったでしょうね。英明様の心はももちゃんにもしっかり伝わって、同じ想いで同じ時間を生きてくれたのでしょうね。言葉を交し合う事はなくても心は伝わるものだと改めて感じる事ができました。

私の住んでいる岐阜県でも心ない人達によるポイ捨て、不法投棄が後を絶ちません。

しかし、見て見ぬふりをしてしまっている自分・・・・・・。

本当に情けなく思います。

これからの毎日の中で英明様とももちゃんの勇気ある行動を決して忘れる事なく、ふとした時に同じ思いで、ゴミを拾っている自分に出会える事を信じてがんばっていきたいです。

最後になりますが・・・、ももちゃん 本当にお疲れ様でした。そして 沢山のありがとうが伝わりますように。

 

愛媛県在住の女性

はじめまして。私は愛媛県に在住しております○○○○と申します。

突然のお手紙 大変失礼な事を承知で書かせて頂きました。蟠龍寺さんのご住所は、岩手県庁の方に問い合わせをさせて頂きました。

お手紙を書こうと思いましたきっかけは、6月21日の夜 もも子ちゃんのテレビ番組を見て、大変な感動をおぼえ、涙が止まらなかったからです。と同事に、私達人間の未熟さ、小ささを思い知ったような気が致しました。

私は、次の日 毎日の出勤路をゴミを注意して歩いてみました。いつもは、見えていなかったゴミの多さに大変びっくり致しました。情けなく思います。

この手紙を書いている今の気持ちを忘れず大切にする為にも、私も犬の散歩時に、ゴミ袋を持って、散歩に行くように家族全員で話し合い決定しました。

今日(6/22)、愛媛は雨が降っております。でも、ももちゃんの あの活躍に負けないように、心底から “お疲れ様でした” “そして ありがとうございます”を伝える為に、家族4人はがんばります。

また、少しずつでも広げて伝えていければ・・・・と考えております。

私は松山市で、この活動を広めていきたいと思います。仕事をしながらですが、この私達の姿を見て、ゴミが少なくなれば、ももちゃんにも、私の気持ちが伝わるかな、と思っております。

人間もも子を目指してがんばります。

もも子ちゃん “お疲れ様でした ありがとうございます”

我が家の犬の大好物です。お供えしてあげて下さい。

 

山梨県立高校 教諭

先日は電話で失礼いたしました。突然のお願いにもかかわらず、ご親切に対応していただき、大変感謝いたしております。その上、貴重なDVDを頂戴いたしまして、本当にありがとうございます。

電話でもお話しましたが、たまたまテレビをつけたところ、もも子ちゃんのお話を拝見しまして、大変感激致しました。

本校ではマナー教育を推進しており、生徒会を中心にゴミのポイ捨て防止を呼びかけているところなので、ぜひ、生徒達に見せたいと思いました。

フジテレビ、制作会社、長野放送等に掛け合ってみましたが、上手くいかず、諦めかけておりましたが、やはりどうしても中野様ともも子ちゃんの素晴らしさを生徒達にも知らせたいと思い、失礼とは存じながら御寺にお願いした次第です。

早速、各教室毎にテレビで・・・・・と思いましたが、せっかくのDVDを使わせていただきますので、時期と方法を検討し、より効果の大きいものとしたいと考えております。実施後の様子は後日お知らせしたいと思います。

実は私も、犬好きで、以前は秋田犬、コリー、シェパードを飼っていました。もも子ちゃんは本来水鳥を持ち帰る犬種なので、本能的なものを備えていたのでしょうが、きっと中野様の貴い御心を察して、自らごみを拾うようになったのではないでしょうか。

中野様ともも子ちゃんの魂の響き合いが、画面からも伝わってくるようです。

お忙しいところ、御厚意を賜りまして誠にありがとうございました。
本日、心ばかりの品をお送り致しましたので、ご笑納いただければ幸いです。

蒸し暑い日が続きますので、どうぞご自愛下さい。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

取り急ぎ御礼を申し上げます。

 

広島県小学校 教諭

10/21日付

突然の手紙で失礼致します。

六月に放映された「ごみを拾う犬 もも子」の番組を偶然見て、大変感動いたしました。その時、録画し繰り返し見る度に、感動し涙しました。

私は小学校で教師をしているので、いつしか、このお話を「子ども達に伝えたい」「感動を共有したい」と思うようになりました。

ただ、私は一年生の担任ですので、TV番組をそのまま使うのは難しいので、TV画像を取り込み、スライドショーとして教材化しました。その際には、ご著書の「ごみを拾う犬 もも子」も読ませて戴き、新たな感動を覚えました。

十月に道徳の研究授業として行い、子ども達はもちろんのこと、参観して戴いた先生方とも感動を共有することができました。有難うございます。

同封した手紙は、子ども達が自分の思いを綴ったものです。拙い文章ではありますが、子ども達の思いをお汲み取り戴ければ幸いでございます。

「もも子」の学習をして以来、子ども達はごみに対してとても敏感になり、ごみをすすんで拾う子も以前より増えて来ました。

今週、「ごみをひろうおじさん」という学習をした後、子ども達が友達と相談して、公園のごみ拾いをしました。

おうちの人が、すかさず、その子のことを「もも子みたいだね」と言われたそうです。そのことをクラスで紹介すると、別な子ども達も相談して違う公園のごみ拾いをしたのです。

住職さんやもも子が続けてこられたことが、子ども達の心に火をつけたのだと思います。私も子ども達に負けない様、「何かをしなければ・・・・」と思っております。

とりとめのない手紙になってしまいましたが、私達が受けた感動をお伝えしたくて、筆をとりました。

末筆ながら、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 

11/7日付

doujyousannnotegami紅葉が日に日に深まり、山々を美しく色どる今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか。

先日は、お心のこもったお手紙と素敵な足型入りの本をお送り頂き有難うございました。

早速、子ども達にも紹介し、嬉しさを分かち合いました。もも子の秘話も教えて頂き、またまた涙しました。

本は早速、図書室に置かせて戴きました。さらに、多くの児童がもも子のことを知り、自分のことをふりかえってくれることでしょう。

1年生の子ども達は、自分の書いた手紙にお返事が届いたことを、ことのほか喜びました。

私のクラスでは、まだ、ごみ拾いを続けている子がいます。そのことを日記に書いて来た子がいたので、それを同封致します。もも子や住職さんの行いに支えられて、続けていけたらと思っております。

朝晩冷えこむようになりましたので、くれぐれもお風邪などひかれませんようにご自愛くださいませ。